原始反射って何?って思う方もいるかもしれません。
原始反射とは、赤ちゃんが特有の刺激を受けて中枢神経系によって起こる反射のことです。
新生児から乳児期では、自分の意思で身体を動かすほど大脳が発達していません。
その時期に見られる反射のことを原始反射といいます。
自分の意思で身体を動かせるようになってくれば原始反射は消失していきます。
消失する時期を過ぎても原始反射が残っていれば脳や神経系の異常があるかもしれません。
今回ここでは6つの原始反射について紹介していこうと思います。
- モロー反射
- 把握反射
- 哺乳反射
- 緊張性頸反射
- 自動歩行
- バビンスキー反射
では、早速見ていきましょう。
モロー反射
別名「抱きつき反射」とも呼ばれ、大きな音などで両手両脚を伸ばしてた後にゆっくり両手を交差させて抱きつくような動作をします。
生後4〜6ヶ月頃まで見られる反射です。

把握反射
赤ちゃんの掌に物が触れるとギュッと握りしめることを把握反射と言います。
娘の掌に指を置くとギュッと握ってくれるので可愛すぎてたまりません。
足でも同様の反射が見られ、足底を刺激すると足趾も含めて内側に曲げる反射が見られます。
手の把握反射は物を握れるようになる4ヶ月頃に消失します。
足の把握反射は歩けるようになる11ヶ月頃に消失します。

哺乳反射
赤ちゃんが生まれて母乳やミルクを飲めるのはこの哺乳反射のおかげなんです。
哺乳反射には、探索反射、捕捉反射、吸啜反射の3種類あります。
探索反射
口の周りを刺激すると、刺激した方向に顔を向けて口を開き、乳首を探すような動きを見せます。
この反射によって乳首を探します。
捕捉反射
口に乳首や指など柔らかい物が触れると、唇と舌で捉えるような動きを見せます。
この反射によって乳首をしっかり捉えます。
吸啜反射
口で乳首や指を咥えると舌でリズミカルに吸うような動きを見せます。
この反射により母乳やミルクを吸います。
その後、嚥下反射により口の中に溜まった母乳やミルクを飲み込みます。

緊張性頸反射
上を向いて寝ている赤ちゃんの顔を一方に向けると、顔を向けたほうの手足を伸ばして反対側の手足を曲げる反射です。
生後5〜6ヶ月頃から消失していきます。
自動歩行
赤ちゃんの両脇を抱えて、身体を前傾させて両足底を床につけると足を交互に動かして歩くような動きを見せます。
生後1〜2ヶ月頃から消失していきます。
バビンスキー反射
足の裏を外側を、かかとからつま先にかけて擦り上げていくと母趾が反り返って他の指は扇状に広がります。
生後18ヶ月頃までに消失していきます。
まとめ
赤ちゃんの原始反射を知っておくと子育てもより楽しくなりますよ。
その時期にしか見られない反射ばかりなので調べておいて時期が来たら試してみるといいかと思います。
把握反射などは可愛すぎてたまりませんよ。
今回はこの辺でオシポフ(@oshipovlog)でした。