育児関連

はじめてのお食い初め

愛娘も4カ月になり、お嫁さんの実家でお食い初めをさせていただきました。

 

お食い初めってなんだろうって疑問に思いますよね?

 

赤ちゃんの誕生から初めての行事が生後1ヶ月頃に行う「お宮参り」、その次の行事が「お食い初め」です。

 

生後100日目に子供が生涯食べるものに困らず、健康に育つようにと願いが込められた行事です。

 

でも、実際行うとなるとわからないことだらけですよね?

 

こちらでは、お食い初めの時期や準備ややり方など、知ってたつもりで意外と知らなかったお食い初めについてお話していきますね。

 

お食い初めとは?

お食い初めとは、平安時代から伝わる伝統的な儀式だと言われています。

 

生後100日頃に行われるため「百日祝い(ももかいわい)」とも呼ばれています。

 

ちょうど歯が生え始める時期でもあるため、健康と長生きできるようにと願う「歯固めの儀式」も同時に行われることもあります。

 

地域的には「歯固め」「箸揃え」「箸初め」「箸祝い」「真魚始め」などと呼ぶところもあるようです。

 

お食い初めを行う時期は?

お食い初めを行う時期は、本来は生後100日目に行う儀式とされていますが、110日目、120日目に行う地域もあるようです。

 

またお日柄に合わせて吉日を選んで行う方も多く、日にちは多少ズレても問題はないようです。

 

近年は家族のみで行ったり、祖父母を交えてお食い初めを行う場合などが多いようです。

 

ですので、体調や都合に合わせて日程調整を行ったりするのも良いでしょう。

 

お食い初めのやり方は?

お食い初めは、本当に食べさせるわけではなく、食べる真似をする行事です。

 

では、誰が食べさせる役をするかというと、決まりがあります。

 

大勢で集まる場合は、出席者の中の子供と同性の最年長者が食べさせ役である「養い親」を務めるのが習わしとなっています。

 

家族のみの場合は祖父母にお願いしたり、両親の場合は父親が務める説、子供と同性の親が務める説などがあります。

 

共働き世代が増えた昨今では、父親と母親が一緒に養い親を務めることも多いようですね。

 

なんと言っても生後100日頃の赤ちゃんはまだお座りもできません。

 

周りが赤ちゃんを支えたり写真を撮ったり、サポートしながら楽しく食べさせる真似をさせてあげるといいですね。

 

お食い初めの準備

本格的なやり方だと、お食い初め用の食器(祝い膳)は漆器でのお膳を用意します。

食器

漆器は男の子なら内側も外側も朱塗りの漆器を用意し、女の子なら内側が朱塗りで外側が黒塗りの漆器を使用します。

 

お膳の家紋は嫁ぎ先の家紋、母方の実家から贈られることが一般的とされています。

祝い箸

箸は柳の白木で作られた両端が細くなっている白木箸を使います。

 

末広がりの八にちなんで八寸(約24cm)の長さのものを用意します。

※インターネットや百均などでも手に入ります。

歯固めの石

歯固めの儀式に使う小さな石は、氏神様の境内で拾ったりお宮参りの際に授かる事もあるようです。

 

また、通販などで購入することもできます。

 

最近では食器などこだわらずに、離乳食用の食器などで代用する場合も増えてきているようです。

 

お食い初め料理のメニューは?

 

お食い初めのお祝い膳のメニューは、一汁三菜が基本とされています。

 

献立                          説明
赤飯 邪気を祓うとされる魔除の意味
お吸物 吸う力が強くなるように。鯛やハマグリなどで作る
一般的には尾頭つきの焼魚
煮物 演技かつぎに季節ものや旬の野菜を使う
香の物 大根と人参の紅白なます

 

メニューと一緒に、丈夫な歯が生えることを願って「歯固めの小石」を添えます。

食べさせる順番は?

お食い初めでは、赤ちゃんに食べさせる順番が決まっています。

 

「ご飯→お吸物→ご飯→魚→ご飯→お吸物」

この順番で食べさせる真似を3回繰り返します。

 

その後、歯固め石に箸を付けて赤ちゃんの口や歯茎にやさしく触れます。

 

赤ちゃんが怪我したりすることのないように、話しかけながら、ゆっくりと丈夫な歯になることを願いながら行うと良いでしょう。

 

お食い初めの料理は自分で用意する?

お食い初めの祝い膳を自宅で用意することが難しい家庭もありますよね?

 

そのような方には、宅配サービスやホテルやレストランでの「お食い初め会食プラン」を利用するのも手かと思います。

 

プランの中に大人用の食事コースも付いていたりするので、予約するだけで何も準備がいらないので便利ですね。

 

また、赤ちゃんをまだ外に出すのは不安だと思われる方には、「祝い膳のデリバリーサービス」があるので、利用されてはいかがでしょうか。

 

味も盛り付けもプロが作っているので心配がなく、また大人用の料理も一緒に用意ができるのがいいですね。

 

さらに歯固めセットもあるそうなので、助かりますよね。

 

もし尾頭つきの鯛の塩焼きが必要な場合はオーダーすることができるので、必要に応じて探されてみるのもいいかと思います。

 

まとめ

お食い初めの時期や準備、やり方などお話をしてきましたが、いかがでしたか?

 

食器が漆器で「養い親」は同性の最年長者、食事の内容や順番まで決まりがある。

 

本当に伝統を引き継いできている行事なんだな、と改めて感じました。

 

最近では核家族化も進んでいますので、実際には形式通りには出来ない方が多いのではと思います。

 

お食い初めを行う生後100日頃は、昼夜を問わない授乳や抱っこで赤ちゃんの母親は精神的にも体力的にも疲れています。

 

母親だけに料理などの準備をさせずに、父親も協力してみてはいかがでしょうか?

 

子供の健やかな成長を願う大切な儀式である「お食い初め」の伝統を、私たちの世代がしっかり引き継いでいきましょう。

 

今回はこの辺でオシポフ(@oshipovlog)でした。